GA4のアクセス数はどこで見る?ユーザー・セッション・ページ別の確認方法
GA4には「アクセス数」という1つの指標はありません。人数を見るなら「ユーザー(アクティブユーザー)」、訪問回数を見るなら「セッション」、ページが見られた回数を見るなら「表示回数」を確認します。
- 人数を知りたい:ユーザー(アクティブユーザー)
- 訪問回数を知りたい:セッション
- ページ閲覧回数を知りたい:表示回数
この記事では、初めて確認する担当者向けに、3つの指標をどこで見て、数字の変化を次の改善判断へどうつなげるかを整理します。まずは目的に合う指標と画面を選び、毎月同じ条件で確認できる状態をつくりましょう。
GA4のアクセス数は一つの数字ではない
社内で「アクセスはどれくらいあったか」と聞かれたときは、何を知りたいのかを先に分けます。人の規模、訪問の機会、ページの閲覧、問い合わせなどの重要な行動では、見る指標が異なります。
| 指標 | 何を数えているか | どこで確認するか | どんな時に使うか |
|---|---|---|---|
| ユーザー(アクティブユーザー) | 指定期間にサイトやアプリを利用したユーザーの規模 | 「ホーム」の概要カード、または「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」 | サイト全体やページごとに、利用した人の規模を知りたい時 |
| セッション | サイトやアプリで始まった訪問・操作のまとまり | 「集客」→「トラフィック獲得」 | 訪問回数や流入元を比べたい時 |
| 表示回数 | ページや画面が表示された回数。繰り返し表示も含む | 「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」 | 特定ページの閲覧回数や、よく見られたページを知りたい時 |
これらは同じ数字になるものではありません。同じ人が複数回訪問すれば、ユーザー数よりセッション数が多くなることがあります。一回の訪問で複数ページを読めば、表示回数はさらに増えます。最初は、どれか一つを正解にするのではなく、目的に合う数字を選びます。
最初に見る3つの画面
GA4のレポート構成はプロパティの設定によって異なる場合があります。左側の「レポート」内に次の項目が見つからない場合は、レポート上部の検索や管理者が設定したレポート一覧も確認してください。
1. 流入とセッションは「トラフィック獲得」で見る
「レポート」から「集客」「トラフィック獲得」へ進むと、セッション数と流入元を確認できます。Organic Search、Direct、Referralなど、どこから始まった訪問が増減したかを見る画面です。
全体のセッション数だけで結論を出さず、前月と同じ期間で、どの流入元が変わったかを確認します。セッションの意味や期間比較は、GA4のセッション数の見方で詳しく説明しています。
2. ページ別の閲覧は「ページとスクリーン」で見る
「特定のホームページや記事が何回見られたか」を確認するときは、次の順で「表示回数」を見ます。
- 「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を開く
- 表のディメンションで「ページタイトルとスクリーン クラス」を選ぶ
- 表の検索欄にページタイトルの一部を入力し、対象行の「表示回数」を確認する
同じ、または似たタイトルのページがある場合は、「ページパスとスクリーン クラス」に切り替えるとURLのパスで区別できます。入口ページだけを確認したい場合は、「ランディング ページ」レポートを使います。
表示回数が多いページが、必ずしも問い合わせへ近いページとは限りません。記事、サービス、実績、会社情報など、ページの役割を分けて見ることが大切です。
3. 問い合わせなどの重要な行動はキーイベントで見る
問い合わせ完了、資料請求、電話ボタンのクリックなどを重要な行動として設定している場合は、各レポートの「キーイベント」列などで発生回数を確認できます。
数字が表示されない場合は、成果がなかったとは限りません。対象となるイベントが取得され、キーイベントとして設定されているかを先に確認します。詳しい確認順は、GA4のコンバージョンの見方へ案内します。
アクセスの規模を確認するときの順番
- 比較する期間を決め、前月や前年同月と同じ日数にそろえる
- アクティブユーザーとセッションで、利用規模と訪問機会を見る
- トラフィック獲得で、増減した流入元を確認する
- ページとスクリーンで、変化したページを確認する
- キーイベントで、重要な行動までつながったかを見る
この順番なら、「アクセスが増えた」という一言を、どの流入から、どのページへ、どのような行動が起きたのかへ分けて確認できます。最初から細かい探索レポートを作る必要はありません。
数字が増減したときは計測と背景を先に確認する
数字が急に変わったときは、すぐにSEOや広告の成果と決めつけず、計測タグ、サイト改修、期間設定、広告やメール配信、季節性などを確認します。計測条件が変わっていれば、前月との単純比較はできません。
計測に問題がなければ、流入元とページのどこで変化したかを確認します。その後の改善判断は、アクセス解析の次にやることへ役割を分けます。
アクセス数の変化を改善判断へつなげる例
- アクセスは増えたが問い合わせが増えない:キーイベントとコンバージョン率の基本を確認し、よく見られたページからサービスや次の行動へ進めるかを見直します。
- ユーザーは増えたがページ閲覧が少ない:1人あたりの表示回数や次に読まれているページを確認し、内容と内部リンクのつながりを見直します。
- 特定ページだけアクセスが伸びている:そのページの流入元や検索クエリを確認し、関連サービスや次に読む情報への導線を整えます。
- 流入はあるがエンゲージメントが低い:エンゲージメント率の見方と改善判断を確認し、検索意図とのずれや読み始めにくさを見直します。
詳しい読み方は関連ページで確認する
この記事は、アクセス規模を確認する入口です。数字が多くて判断しにくいときはGA4の数字を整理する方法、月次報告へまとめるときはGA4レポートを経営判断に活かす方法も確認してください。
アクセス数は、ホームページの価値を一つで決める数字ではありません。まず同じ期間、同じ画面、同じ指標を確認し、変化があった場所を落ち着いて見つけることが、次の小さな改善につながります。
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