必ず目標達成できるスケジュールの立て方

文字数:2,367 / 読了時間:7分

毎年立てた目標を途中で忘れてしまったり、達成できなかった経験はありませんか?

目標を達成するためには、ただ目標を設定するだけでなく、その達成に向けた具体的なスケジュールと確実な実行が必要です。今回は、私が実践している「必ず目標達成できるスケジュールの立て方」をご紹介します。

この方法を取り入れることで、目標達成がぐっと現実的になり、日々の行動に迷いがなくなりますので、ぜひ試してみてください。

1. 目標を「忘れない」ための工夫

まず一つ目のポイントは、「目標を忘れない」ことです。

多くの人は、最初に目標を立てても、日々の忙しさに追われてそのスケジュールと実行を忘れてしまいがちです。

そこで、初心の目標と達成までのスケジュールを忘れないように、年間スケジュール表を常に携帯し、日々確認できるようにします。

私が考案する「A3コピー用紙1枚で作るポケットサイズの年間スケジュール表」は、携帯しやすく、とてもシンプルで効果的です。

ポケットサイズの年間スケジュール表の作り方

  1. A3サイズのコピー用紙を用意します。
  2. 表面に1月から6月、裏面に7月から12月のカレンダーを印刷します(テンプレート参照)。
  3. 縦方向に2回、横方向に1回折り、ポケットに入るA6サイズにします。

このスケジュール表に、1年間の予定や目標を書き込み、常に持ち歩きます。スマートフォンのスケジュールアプリも便利ですが、紙の良さは全体をパッと一目で見渡せる点にあります。これで、目標達成の初心を忘れず、無駄な予定を入れることなく、やるべきことに集中できます。

※私のフォーマットは会社の決算に合わせて8月始まりなので、自分の仕事サイクルに合わせて作成してください。

2. 現実的で達成可能なスケジュールの立て方

二つ目のポイントは、「中間目標6ヶ月、目標達成7ヶ月、最終締切9ヶ月」でスケジュールを立てることです。

この方法により、余裕を持った現実的なスケジュールを作成できます。

スケジュール作成のステップ

  1. 年間カレンダーの後半3ヶ月間を空白にします。この期間は、次年度の計画や準備、スタートダッシュのための来期のバッファ期間として確保します。
  2. 中間目標達成日を6ヶ月目に設定します。これは、進捗を確認し、必要に応じて軌道修正を行うための重要な節目です。
  3. 目標達成日を7ヶ月目に設定します。ここが実際の目標達成の締切となります。
  4. 8〜9ヶ月目を最終締切としての今期のバッファ期間とします。計画のズレや予期せぬ事態にも対応できるよう、余裕を持たせます。

このスケジュールにより、計画の遅れが生じてもバッファ期間で調整でき、次年度の準備にも早めに取り掛かれることで、確実に目標を達成することが可能になります。

3. 適正価格の設定と経営の持続可能性

もしかすると、このスケジュールの立て方で売上目標を達成するためには、商品やサービスの単価をアップする必要が出てくるかもしれません。

しかし、それは経営を持続可能にするための適正な価格設定です。

価格設定の重要性

  • 適正価格は価値の証明:
    価格は提供する価値の指標です。適正な価格を設定することで、お客さまに価値を正しく伝えることができます。
  • 経営の安定化:
    適正価格は、利益を確保し、持続的なサービス提供を可能にします。
  • 負のスパイラルの回避:
    価格設定を間違えると、利益が出ず、サービスの質が低下し、さらに顧客が離れるという悪循環に陥る可能性があります。

目標と年間スケジュールの計画と併せて、早い段階で自社の適正価格について熟考し、必要に応じて見直しましょう。

4. 年間スケジュールとKPIの設定

目標達成のためには、具体的な行動計画と指標(KPI)の設定が不可欠です。

スケジュールとKPI設定の具体的な手順

  1. 休日や行事をすべてカレンダーに書き込む:
    年間の全体像を把握します。
  2. 10〜12ヶ月目を次年度の準備期間として空ける:
    未来への投資期間です。
  3. 8〜9ヶ月目を今年度のバッファ期間として空ける:
    計画の遅れを取り戻す期間です。
  4. 6ヶ月目の中間目標と達成日を決める:
    進捗確認の節目を設定します。
  5. 7ヶ月目の締切目標と達成日を決める:
    具体的なゴールを明確にします。
  6. 1ヶ月毎の目標と販売個数を決める:
    短期的な行動目標を設定します。
  7. プロモーション施策と期間を考える:
    目標達成のためのキャンペーンなど具体的な手段を計画します。
  8. それに基づきアクションプランを決める:
    日々の行動に落とし込みます。
  9. 毎日のスケジュールに落とし込む:
    具体的なタスクと時間配分を決めます。

これらのステップを踏むことで、目標達成に向けた道筋が明確になり、行動に迷いがなくなります。

5. 日々の振り返りと改善

計画を立てるだけでなく、日々の振り返りと改善も重要です。

  • 日報の活用:
    毎日の成果と課題を記録します。
  • 週次・月次のレビュー:
    定期的に進捗を確認し、必要に応じて計画を修正します。
  • フィードバックの受け入れ:
    他者からの意見や市場の反応を取り入れます。

これにより、常に最適な行動を選択し、目標達成に向けた努力を継続できます。

まとめ

以上が、必ず目標を達成できるスケジュールの立て方です。この方法を実践することで、目標達成が気分的に楽になり、行動に一貫性が生まれます。

  1. 目標を常に意識する:
    ポケットサイズのスケジュール表を活用。
  2. 現実的なスケジュールを立てる:
    バッファ期間を設け、余裕を持つ。
  3. 適正価格を設定する:
    持続可能な経営のために価格を見直す。
  4. 具体的なKPIと行動計画を設定する:
    目標達成への道筋を明確にする。
  5. 定期的な振り返りと改善を行う:
    常に最適な行動を選択する。

ぜひ、この方法を試してみて、目標達成への一歩を踏み出してみてください。

究極のビジョンを描くゴール設定のやり方(来週公開予定)と併せてご参考いただくと効果的です。

 

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