Q70:新規開拓がうまくいかなくて、ちょっと心が折れそうです…

最近、営業の新しい糸口を探してあれこれ試しているんですが、なかなか成果が出なくて、ちょっと心がしんどくなっています。

今日は少し気持ちを吐き出したくて…。

ありがたいことに、長くお付き合いくださっているお客様がいて、その存在にいつも助けられています。何気ない世間話をしてくださる方もいて、既存のお客様がどれだけ心の支えになっているか…本当に感謝しています。

ただ、経営者として新しいお客様を増やす努力はどうしても必要で、そこが今の自分の大きな課題です。

昔のように飛び込み営業でなんとかなる時代ではなくなってきていて、今はウェブやSNS、メールや電話と、思いつく方法は一通りやっています。でも、なかなか実を結ばず、焦りばかりが募ってしまいます。

営業の方法そのものよりも、自分自身の焦燥感や、うまくいかないことへの落ち込みの方が大きくなっていて…。ちゃんと勉強もして、できる限りブラッシュアップもしているんですが、「努力=結果」にならない現実に、少し心が折れそうです。

人の悩みごとを解決するのが仕事なのに、自分自身の悩みをどうにもできないって…、自分の無力さを突きつけられているような気がします。プロとしての自信が根底から揺るいでいます。

(ハナサキ|専門サービス業(他に分類されないもの)|従業員5名以下|埼玉県)

A70:回答

まず、「心が折れる」「焦燥感に駆られる」。これは私の経験上、メンタルがやられ始めてると思うから、今のうちに十分な休息とクリニックの受診をお勧めします。医師によっては薬てんこ盛りのときがあるので、服用は必要最低限に留めるよう医師選びは慎重になさってください。

さて、上記の処置はあくまで応急処置。原因が取り除かれないと落ち着けないのは痛いほどわかります。でも焦りは禁物。絶対に焦ってはダメ。

まず、思い切った方針を決める。辞めて勤めるか、このまま事業を継続するか。正直なところ、完全に心が折れてしまう前に決断しなければなりません。完全に心が折れたら何もできないくらい気力がなくなります。

次に、現金をかき集める。手元資金をできるだけ確保します。保険等の解約、貯蓄、親族関係、銀行関係、当たれる所は全部当たる。ただし、ノンバンクは絶対にダメ。手元資金が確保できれば少し落ち着くはず。

そして、ネクストアクション。辞めて勤めるなら再就職と清算と同時進行。事業を継続するなら、次の手順で売上確保。

  1. 既存顧客へのリピート提案、紹介抽出、別な角度のクロスセル提案。商材がなければ提携先を探す。とにかく今すぐ販売できそうなものを売る。このときに焦って売り込むのではなく、余裕を持って、「相手が断る理由がないほど魅力的な提案を企画」して、ワクワクしながら提案する。
  2. 新規開拓は業種と地域を徹底的に絞る。相手が絞れて明確になれば、相手が断る理由がないほど魅力的な提案を企画することが簡単になる。例えば、「近所の〇〇不動産に□□を¥¥で提案すれば飛びつくはす!」のようにはっきりとイメージして自分をワクワクさせる。
  3. ワクワクできる提案ができたら、すぐ持っていく。そして売ってみる。うまくいかなかったら、「欲しくない理由」を率直に教えてくださいと聞く。さらに修正して提案。うまくいったら同じエリアの同業種に横展開すれば売れるはず。

こうやって少しづつ広げる。

間違ってはいけないのは、時間とお金がない時に「集客」してはいけない。やるべきは「営業」。営業とは売り込みではなく、相手が断る理由がないほど魅力的な提案を企画して持っていくこと。

何もかもうまくいかない時って自信を無くしている。でもね、しっかり準備して行動すれば、多分すぐ売れる。そして、なるべく価値ある高単価な商品から売ろう。低単価なものはどこにでもあるものになりがち、相手も聞く耳を持たない。

お客さんだって、いいものは高いに決まってるって知ってる。だから堂々と価格を表示して、目の前で「今回だけ、あなたにだけ」と言って口頭で値引きすれば心に刺さる。

今すぐやってみよう。

コメント1:

あたたかいアドバイス、本当にありがとうございます。

「心のケア」のお話、とても心に響きました。どこかで自分でもわかっていたことなのに、言葉としてかけてもらえると、こんなにも沁みるんですね。

正直なところ、今の私は完全に折れてしまったわけではないけれど、確かにギリギリのところで踏ん張っている状態です。だからこそ、焦らず、必要ならちゃんと休むこと、そして時には専門家の力を借りることも大事だと、改めて思いました。

「焦らなくていいよ」という言葉には、重みがありますね。分かっていてもつい焦ってしまう自分との葛藤がずっとあって、そう言ってもらえたことで少し肩の力が抜けた気がします。

幸い、まだ金銭的にはなんとかなっているのが救いですが、未来を見据えてしっかりと向き合わなければと、再認識させてもらえました。

客観的な視点からアドバイスいただけたことで、自分でも気づけなかったことに気づくきっかけになりました。

どうしても日々の中で視野が狭くなったり、自分の中だけで考えすぎてしまったりしがちですが、こうして言葉を交わせることで「一人じゃない」って感じられて、本当に救われました。

あたたかな言葉に、心から感謝しています。人とのつながりって、やっぱり大切ですね。ありがとうございます。

返信1:

 

ご丁寧な返信、本当にありがとうございます。

コメントを通して、少しでも気持ちが動いたり、何かが沁みたと感じていただけたなら、こんなにうれしいことはありません。

「焦ってしまう自分」と「わかってるつもりの自分」との間で揺れる感情、すごく自然なことだと思います。誰だってそうなりますよ。むしろ、そうやってちゃんと向き合っている証拠ですし、自分を見つめる力があるからこそ葛藤も生まれるんだと思います。

金銭的にまだ緊急ではない、というのは本当に良かったですね。その冷静さを持てている時点で、すでに大きな強みだと感じました。これからの行動にも、きっとそれが活かされていくと思います。

そして何より、こうして素直な気持ちを返してくださったことに、僕のほうこそ感謝しています。

「人は一人では生きられない」――まさにその通りで、時に言葉ひとつで救われたり、ふっと気が楽になる瞬間ってありますよね。

また何かあったら、どうか遠慮せずに、お声がけくださいね。

これからも、少しでも軽やかな気持ちで日々を過ごせますように。応援しています!

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